京都 今小路 あま宮 ブログ

先人の知恵

京都で場所を表すとき

そのほとんどか
クロスする通りの名前を2つ続けて

その後ろに 東西南北をつけて

表現します。

「三条室町の西っ側」とか

「北っ側」とか…

暮らし始めた頃は

「ちんぷんかんぷん」

なんのことやら???
西ってどっち?北って??

最初はかなり悪戦苦闘

致しましたが

攻略しなくては

京都では暮らしてゆけません。

何故なら
京都市内の地下鉄は

南北に一本

東西に一本のみ

お車文化が栄えている京都では

「小型タクシー」も 充実しておりますが

暮らすとなると

毎回乗るわけにもいかず…

路線が充実している「バス」を

乗りこなせねば

何処にも行けないのです。

そこで
とりあえず

烏丸通り(京都駅伊勢丹側正面から御所に向かう大きい通り)を起点にして

御所のある方が「北」
京都駅のある方が「南」
八坂さんが「東」
嵐山方面が「西」
南以外はお山アリ。

と記憶し

悪戦苦闘しながら

バスに乗るうちに

車内アナウンスで流れる

停留所の名前(ここでもお寺さん以外は、ほぼ通りの名前)を聞き、通りの名前を何となく覚えます。

ある程度わかるようになると
この表現って 実はとっても便利

初めての場所でも

聞くと何となく
「あ~あの辺ね」ってなって

迷わず辿り着く事が出来るように

そして今では

「中立売七本松を上がって…西に」

などと

偉そうに言っている自分がいる

から不思議です。

文明の力が何もなかった頃の
場所を表す先人の知恵

存分に使わせて戴きます!

三女より


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