京都 今小路 あま宮 ブログ

次女のお仕事

本日、和裁士の次女は

お仕立て前の柄合わせを積もるのに
夢中でございます

その顔は真剣そのもの

その作業を長女と三女が見て
「ヤんや!ヤんや!」と口出しし

一番良い柄合わせを見つけて貰います。

どんな作業かと云うと…

お客様のお顔を思い浮かべながら

お顔まわりにどの柄がきたら

その方が一番綺麗に見えるか?
そうした場合の全体のバランスは?
そこで取って、その他の要尺は足りる?

など、ありとあらゆる事を検討する
大事な作業なのでございます。

まずは
gara-awase-tanmono
寸法通りに

お袖・身頃・衿衽と重ねてみます。

それから
gara-awase-migoro

身頃として見積もった場所の柄チェック!

今回の方は

お顔周りに黄緑の○が欲しいので

重ねてある二枚目の下になってる方が
上前に使えそう??

とすると、衿は???

と云うわけで
gara-awase-eri

衿衽になる予定の場所から

掛け衿に向きそうで

お顔にくると似合う色のある場所を探し… 測って…
gara-awase-kimono

結局、上前抱きに黄緑を持ってくると
掛け衿が上手くいかないので

やっぱり
先ほど下にあった身頃を少しずらして
紫と白を抱きに持ってきて…掛け衿に黄緑を持ってくる事に
gara-awase-kimono
こんな感じ

では

ここを衿に使った場合の上前は?

と今度は衽の場所から柄を探して…
gara-awase-kimono-kansei

うん!
これが綺麗♪

黄緑が効いて華やかな印象になりました

あとは

上前と後身頃の地紋が市松になって
柄がバランス良く飛んでるか確認して

印をつけて終了!

って 言葉に綴ると簡単そうですが…

これが以外と大変なんです。

反物を裁つ前の作業なので
布はあっちこっち

頭の中もあっちこっち…

時には解析不能になり
翌日に持ち越し…なんてことも

だけど、和裁士の次女が居てくれるからこそ
こんなに細かい指示が出来るんです

ありがたや~。ありがたや。

私達も、もっとちゃんと勉強するからね(汗)
ありがとう次女♪

長女と三女より


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