京都 今小路 あま宮 ブログ

「桜の帯はいつまで締める???」

本日の京都は 本格的に
春の陽気となりました

昨日の 月初 室町パトロール

たまたま 同じタイミングで
居合わせた 他府県の
老舗の女将さま達と

とある編集者さん などで

桜の帯(季節帯)は いつまで締める???
羽織って??? 無双って?? 重ね着って??

ってお話しに…
実際問題 いつなのか・・・

桜に 限ってお話しすれば

結局は 図案にもよるし
どんなお席に締めるか

にもよるわよね~

となり…

ただ 色々な方とお話ししていて
そして 自分自身は?って考えますと
日常の生活の中では

満開の桜 をイメージさせる図案は
現実の桜が 満開になる直前 までで

満開の時期に 締めたくなる桜の図案は

花筏 や 花弁が ひらひらと舞っている
散りぎわを惜しむ柄 か むしろ

次の季節「藤」の帯

他府県の女将さまも

この件に関しましては
同じようなご意見が

多ございました。

羽織にしても 無双にしても
萩の図案にしても…  現在では
色々な意見がございます。

しかしながら 所詮

ファッション なのです

そんなルールなど いつ 誰が決めたの??
明治の時代にも そんなルールあったの??

自身を振り返ってみても
他人のコトを とやかく云えるほど

どれだけ ファッションの歴史に
文化に 文学に 芸術に 四季の自然に
精通していていると 云えるの?

って お話しで
色々と仰る パトローラーは いるけれども

前回お話ししたような
最低限のマナー は 尊重しつつも

それを 自分が ファッションとして素敵!と
思うのであれば

「気にせず 堂々と着たらよい!!」

って 思うのでありました。

いつ どのタイミングで
どう着るかは その方次第

それを

野暮に 魅せるか

粋に 魅せるか

もその方次第  ってコト。

野暮に魅せなければ

イイ~んです!!!
アリだな! って思わせてしまえば(笑)

それには まず

キチンと感のある着姿を 習得するのが

一番 な気が致しますのよ(^-^)

そうすることで
内から自然と 自信に満ちた着姿 に

なりますし

綺麗に着れている人には
ひとって 意外と 文句を言いませんからね ^m^

そんな私の 昨日のコーディネートは

附下小紋 と名古屋帯 唐花

伊勢型小紋短冊の 附下小紋に
唐花の名古屋帯

桜の図案の方が 街には
多いだろうな~って 思っいまして

あえて 色で春を感じる装いに

お太鼓には色 があるのですが
前柄は 鼡濃淡の唐草のみですので

帯締めに 色にインパクトのある
御岳組 を合わせて

そして 本日は店におりますので

小紋 波 名古屋帯 桜

波頭の小紋に 桜の帯

小物は 帯揚げ 帯締めともに
昨日と一緒 でございます。

京都の桜も 昨日今日の暖かさで
いよいよ 咲きそうです♪

桜の特別拝観へ お越しの皆さま

京都の夜は まだまだ冷えますので
お上着を 忘れずに
お持ちくださいませね

小宮 たつみ より


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