京都 今小路 あま宮 ブログ

「解きモノ…」

 

月末ではございますが…

 

逆算すると 着用時期
ギリギリなことに気づき

事務処理を 急いで済ませ
解きモノを
洗張り 解きモノ 着物 今小路あま宮
解くのって とっても

手間なので 多くのお店が
総合悉皆屋さんに

 

解きハ縫い洗張りと

そのまま 一連で

お願いするのですが

 

弊店では

どんなに 忙しくても
自分たちで解いて 整理屋さん
(洗張りや 湯のしをしてくださる職先)
に出します

 

その方が お預かりしたキモノ達の
状態が 細かく把握できます

 

何処に シミがあって
何処が 傷んでて
縫込みが どれだけあって

などなど

 

 

そうして把握をすることで
洗張りから戻ってきた時の
作業もスムーズですし

 

今の職先さん になってからは
ないですが 仮に

仕事が甘かったり
どこか 生地を傷つけられたとしても

 

最初を把握してる だけに
相手に ちゃんと伝えられます

 

そして

 

洗いあがった反物を 確認し

必要な箇所のみを 指定

染色補正屋さん(シミ抜き屋さん)に
出します

 

そして

 

戻ってきたら

最終確認をして
細かい指示を出して

お仕立て屋さんへ

 

 

時折 そんな無駄な時間…
職先に 全て任せてしまえば? と
言われることも あるのですが

 

お客さまより 大事な着物達を
預かる以上 コレは

 

責任として 譲れないですし

 

そして何より 解くって作業は
多くの事を 私たちに教えてくれるので

自分たち自身の 勉強のため
でもあるのです。

 

 

先ほど 無事
職先さんへ  お渡しできたので
ひと安心

 

反物達よ
綺麗になって 帰っておいで~(^-^)

 

 

 

 

というコトで
最後になりましたが
本日の着物は
能登上布 伊勢型染め 夏帯 城間栄順作 ハコフグ
江戸小紋型染めの能登上布
城間栄順さんの夏帯 ハコフグ

小物は
能登上布 江戸小紋型染 夏帯 城間栄順作 ハコフグ
たまご色の帯揚げと
藤色の冠組帯締め

でした。

 

 

 

 

小宮 たつみ より


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