「何故 草履のかかとを出すの?」

 

 

先月 ご一緒
させて戴いていた

祇園ない藤 さまの
jojo ポップアップショップに
おりました折

 

 

外国の方が
フィッテイングされた際に

なぜ 踵を出して履くのが
日本の トラディショナルなの?

ojojo 祇園ない藤

祇園ない藤 ojojo

と 聞かれまして

 

色々と お話したら
とっても 腑に落ちたようで
ジャストサイズを 選ばれました

 

がっ…

ふっと 気になったもので

 

 

ご存知の方も 多く
呉服屋の分際で
日本の履物 について
日本の皆さま に
お話しするのは

なんなのですが…少しだけ

お話し させてください。

 

 

 

 

何故 草履を履く時

かかとを 出すのが基本

とされているのか…

草履を履く時  今小路あま宮

草履を履く時

「粋」とかの話 ではなく

そこには ちゃんと
理由が存在する

のを ご存知ですか。

 

 

 

下腹に 力を入れて
おいどを 締めて
胸を張って 立った時

足の裏の何処が 一番
地面と 着いてますか?

 

 

そう 指の付け根

 

 

また その姿勢を
維持しようとすると

足の指全体を使って
地面を捕まえています
よね

 

 

そうすると どうでしょう

踵に 体重はのっていますか?

乗っていない ですよね

 

 

そう だから

履物の 奥まで
足を入れる 必要もなく

踵は 草履から
出てて良いのです(笑)

 

 

そして でも
この時って 実は

 

重心は ちゃんと
踵の上(体の中心)に
きているので

いわゆる これが
背骨が S字になる
正しい姿勢

 

 

どの角度から 見ても
バランスの良い立ち姿
なのです♪

単衣 附下 全体

全身を 撮った時

って 自分の写真を使うのも
どうかとは 思いますが…

 

 

一応 毎回 立っている時は
自分なりに 意識しております

ハイ(^-^;

 

 

 

着物雑誌 などでも
写真を撮る時

カメラマンさんが
良く云います

「つま先に 体重かけるつもりで
おいどを 突き出してくださ~い」と(笑)

 

 

 

そして その姿勢が
常に保たれていれば

体幹も つくし

 

はたまた その姿勢を
維持したまま
歩こうとすると…

 

指股で しっかり

鼻緒を 摘まみ

 

履きモノが
足と離れずに

腰から 前へ出て
自然と 足がついて

まいりますので

 

歩き方も ボテボテ とせず

長時間 歩いていても
辛くない

 

 

しかも
足の指全体を 使うのは
健康にも 良いって

最近よく 特集されて
いますよね(笑)

 

 

 

美しい姿勢 を
維持したまま 歩く
って 意味においては

洋服の時も

ヒールであろうが
スニーカーであろうが

同じ です。

 

 

 

そして恐らく 昔の日本人は
語りづがれるワケ でもなく

当たり前に 体得していた

のでしょうね

 

 

日常すぎて 常識すぎて
文献としても 残らず

でもそこから 発展し

 

 

臥煙(がえん)の人達が

「粋」を極め

 

踵に 体重を置き
本当に 突っかけるだけで
偉そうに歩るく履き方 が

当時 格好いい とされ

 

浮世絵などにも 描かれ
資料として多く存在した為に

理屈として「粋」が残った

 

 

と 私は 解釈しております。

 

 

 

しかしながら
臥煙(がえん)の人達の 履き方は

決して 楽なワケでは無く

むしろ 踵が痛いんですよ~

試したことあります(笑)

 

けれど これぞ「粋」
オシャレは我慢~♪

と云ったところ だった
のではないか と思います(笑)

 

 

 

 

話を戻して…

 

だから 今でも

ちゃんとした
草履や下駄の 重心は

少し前 にあるのです

 

ちゃんと 鼻緒を摘んで
歩きやすいようにね♪

 

 

弊店にて お取扱い
させて戴いている

銀座 与板屋さま の
履物も もちろん!

 

先に お話ししたような
履きモノに対する

基本的概念を 大切に
されてらっしゃり

 

 

東西 場所は 違えど
履物商として 其々

140年以上 続いて
らっしゃる 意味を

 

其々の 履きモノを通して

教えて 戴いております。

 

 

 

 

 

 

 

…色々と 述べましたが…

 

 

 

価値観 と共に
お好みも 人其々なので

 

絶対に 踵を出さなきゃイケない

 

って コトでは
ございませんし

 

 

化学的根拠を
調べたワケでも ございません。

 

あくまでも いち個人が

ヒールを履いた頃 から
疑問に思い

 

アパレルに 始まり
色々な 経験をし 体感をし

学び 感じたコト
見聞きしたコト を

 

 

個人のフィルターを通して
書かせて戴いたと

ご理解戴けましたら
幸いでございます。

 

 

 

小宮 たつみ 拝


次へ 投稿

前へ 投稿

返信する

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

© 2021 京都 今小路 あま宮 ブログ

テーマの著者 Anders Norén