京都 今小路 あま宮 ブログ

「玉藍染め小紋 花と垣根」

素敵な小紋 と出会いました♪

人間国宝 松原定吉さんの 十男

いつも弊店では 浴衣にてご紹介している

松原忠さんの伯父さま にあたられる

松原興七(与七)さん 作 の

絹の 両面染め 小紋 です。

松原興七 松原与七 玉藍染 古代小紋 花と垣根
松原興七作 玉藍染 古代小紋「花と垣根」

素敵でしょ ^m^♪

生地も とっても良質で

とろ~ン しっとり(´艸`*)

表地の 鉄線と思われる

「花と垣根」が

繊細で優しくて 愛らしい

のに対し 裏に染められた

「よろけ斜め縞」は

どこか 大胆で

単衣でお召いた時には

歩くたびに 縞が チラり♪ とし

古典過ぎない モダンな雰囲気

となります。

そして 何よりも

本日 ご覧頂きたいのは

コチラの 小紋の型!

2寸×3寸くらいの 基本型を

上左右に ぶん回して

六個で ひとつの型

を 作っているのですが

わかりますか??

松原興七作 古代小紋「花と垣根」
松原興七作 古代小紋「花と垣根」

よーーく見ると

見える人には 見えてくるぅ~(笑)

小さなマス がっ♪

昔良く使われていた手法で 確か

この元の型を「小判型」とか

なんとか言ったハズ なのですが…

通称みたいで 調べても

出てこないんです…スミマセン

また ちゃんと呼び方が

分かったら ご報告します!!

話を戻して…

この小紋を 見つけた時

染め上がりの良さ が

目に留まったのは もちろん

なのですが 私には見えまして(笑)

小さなマス♪

思わず「あっ!! コレって?」

って 声にしたら

取引先の社長さんが

すかさず 近づいて来て

「あなたには 見えるんだね~」(笑)

「そう、見えるの」(笑)

と 嬉しそうに笑ってらしゃいました。

デジタルで彫った

繋ぎ目のわからない綺麗さ

も良いけれど こういう 手描きの

ちょっとイビツで(笑)

味のある

見る人を ほっこりとさせる

手仕事って 好きだなぁ~

着ていて 飽きがこない

のですよね。

皆さんには 見えましたか?

引き目で見た方が 分かるかも?ですよ。

小宮 たつみ より

追伸:

こちらの商品は 相思相愛で

既に 嫁いでおります。が、

非常に珍しい型を使った

素晴らしい小紋でしたので

お客さまのご了承を得て

ご紹介させて頂きました。

私もこんなの 着てみたい!!と

思われた方

いつ出会えるか 分かりませんので

とりあえず そっと

つぶやいておいて くださいませね。

心に留めておきます。


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