京都 今小路 あま宮 ブログ

「花冷えの日 着たキモノ」

新年号発表となった 4月1日

京都は 花冷えも良いところ

月初の室町パトロール だと云うのに

10℃を切り 雨もチラホラ

そこで 袖を通したのは

両日共に「真綿紬」

風も強く いつパラついても

おかしくない空模様でしたので

上着は 雨コート

やっぱり この雨コート地

便利です♪

雨が降っていなくても

塵除け代わりに見えて

気にならない ですし

クシャクシャっと

玄関先で 仕舞っても

シワが つかない!!

そして 伺った先々で褒められる^m^

中のキモノ 1日目は

本場結城紬 灰桜色 重ね格子
地機織 本場結城紬 

灰桜色の 本場結城紬

花織の帯

とある お取引さまの

お祝い事 に合わせて

キモノ も 帯も そちらのモノを

そして 桜を色で意識した

コーディネートでございます。

2日目は

地機織 玉糸 多色格子 名古屋帯 手織り 草木染め 刺繍 天平美人図
地機織 玉糸を使った多色格子

これまた 地機織の 多色格子

天平美人図の帯

伺った先で

新年号に合わせた装いで

さすがだね!!

と 云われて

やっと 気づく私(笑)

そうね そう云えば

お太鼓には 万葉の時代の

女人が 描かれており…

そう見えますよね~ (≧▽≦)

本人は 全くの無意識で

この日 一番しっくりきた帯

を 合わただけなので

棚ぼたコーディネート♪ となりました(笑)

そうそう、上のふたつ 並べてみると

面白いんですよ。

同じ 真綿の地機で

全く 同じ条件 同じ携帯カメラ

似たような天気のもと

撮っているのですが…

光の纏い方が 全然違いますよね!

袖のドレープ を観ると

分かりやすいかな?

本場結城紬は 経緯真綿糸なので

包み込むような 優しい絹の艶

右の玉糸を使っている作家さんのは

経が玉糸なので より華やかな艶

着心地的には もちろん

どちらも 抜群で

軽さも フワッと感も

暖かさも しっとり落ちる感じも

打ち込み具合も ほぼ同じ

ただ、

糸が違うと これだけ

表情が変わってくるのですよ。

どちらが 良いとか悪いとか ではなく

どんなモノでも 其々に

良さが ございますので

その良さを 証紙に頼らず

見極められて 選べたら

楽しいですよね。

小宮 たつみ より


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