京都 今小路 あま宮 ブログ

「塩瀬の染帯 帆船」

お手元に 年賀状が届いた方で

気になってる方も 多いかと存じますが

昨年末に 染め上がってきた

お品モノを ご紹介いたします。

塩瀬の染帯 帆船
塩瀬の染帯「帆船」(今小路あま宮 別誂え)

今小路 あま宮 別誂え 塩瀬の染帯「帆船」

そう、あの写真は「帯」

図案から お願いして

お作りしました。

素敵でしょ(笑)

何とも云えない

深い 茄紺地に「帆船」の図柄

今小路あま宮 別誂え 帆船 塩瀬の染帯
染め帯「帆船」お太鼓アップ

悩んだのですよ…

作りたいのは

「帆船」

って 決まっていたのですが

船の形と 中の図柄

良くあるのは

宝船とか 大航海しそうな

中世の帆船モノ

ですが、それでは

ありきたりで面白く無い ですし

着用範囲も狭まります し…

どちらかと 云うと

作りたかったのは

普段から 締めれて

何かのお祝いの席や

ちょっとした観劇 などでも

締めれる 縁起のよい

重めの古典柄帯

という立ち位置 の帯

そこで、船も 少し

丸文ちっく(笑) にして

帆のセンターには 七宝花菱

帆の中は 余白過ぎない余白

を出す為に 金彩で繊細な小紋柄

帆の一部と 船首には 刺繍をして

重厚感をプラス してもらい

前柄に 宝尽くし(関西腹)

と エ霞(関東腹)

塩瀬の染帯 今小路あま宮 別誂え 帆船
塩瀬の染帯「帆船」前柄アップ

エ霞の中にも 銀彩で波頭を入れ

キンゝギラゞ 軽くなるのを

抑えて 戴きました。

我ながら 中々の出来です(笑)

作ってくださったのは

信頼できる 染屋さんと

職人さん達なので 良い出来

なのは 当たり前なのですが

柄の 重たさと云い

色の厚み(格調高さ)と云い

思った通りの仕上がりです!!

絶対に お手元にあったら

「使いやすい帯の一本」

となるハズ!!

誰かの門出をお祝いする時

何か新しく始める時

験を担ぎたい時

何となく 気分を前向きにしたい時

十二支も最初の「子」

新年号「令和」として 初めての春

そして 2020年 オリンピックイヤー

なんだか ワクワクがとまらない

この初春に 縁起を担いで

お手元に いかがですか。

幸運を運んで来るかも!?

知れませんよ^m^

小宮 たつみ より


次へ 投稿

前へ 投稿

返信する

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

© 2024 京都 今小路 あま宮 ブログ

テーマの著者 Anders Norén