京都 今小路 あま宮 ブログ

「別誂え品 のご紹介」

以前 ブログにて

着用していた 紋紗の絵羽織

紋紗 絵羽織 染め分け疋田松葉
その時の 写真 薄絵羽織「染分け疋田松葉文」

を ご紹介した際に

「どなたか お揃いで作りませんか~」

と 投げかけたところ

その問いに 答えてくださった

お客さまが いらしゃいまして

よくよく メールでやり取りしていると

その方に 不足しているのは

薄モノではなく 単衣モノの上着

そして 色は どうやら

そのままズバ でいった方が

その方には 使いやすそう♪

そこで

この羽織を染めてくださる

染屋さんに この柄を

単衣で染める にあたり

板場も 仕事がしやすく

単衣にして この薄羽織の

イメージを崩さず 美しいモノ と

依頼して 生地をお願いし

おススメしたのが コチラ

白生地 別誂え品
白生地 変わり紗綾型

なんだか 素敵そうな予感

しますでしょ ^m^

総絵羽ですし

嫁ぎ先が 決まっておりますので

その方の寸法に 合わせて

下絵羽し 図案を調整して頂き

染めること 数回 www

数回???

どゆぅコト?

実は 薄モノに染めた色を

目の詰まった普通生地に

同じようなイメージ で染めるのは

非常に 難しいのです

生地によって 発色のし方も

違いますしね。

それに 前にもチラッと

お話しさせて戴きましたが

思いもよらぬ 色々な難しさ

が 昨今出ておりまして…

あっちを立てれば

こっちが立たず

・・・・

で 新しい生地を用意して

下絵羽して 染めて…

最後には 弊店の和裁士さんも

も~この下絵羽しませんよ!

って 笑いながら云うくらい(笑)

その度に お客さまには

お待ちいただいて 結局

ワンシーズン 我慢して戴くことに…

デモね、その甲斐あって

イメージ通りの 本当に

素敵なモノができました!!

それが コチラ

どうです!

素敵でしょ ^m^^m^^m^

柄も バッチリ合っているし

松葉の中の疋田も

美しく♪

派手すぎず

地味にならず

落ち着きながらも 華があり

本当に 良い色が出ています。

この生地 染めてみたらこうだから

これが限界だね~

っと 云ってしまえば簡単

なのかも知れません が

弊店が取引している

染屋さん達 も私も

それができない 性分

時には 思いもよらなかった方向

では あるものの

お~っ お似合い♪ って形で

上がってくることもあり

そんな時は もちろん

お客さまに そのように伝え

お見せしますが

お見せするまでもなく 違う

って時には 損得関係なく

納得いくまで 何度でも(笑)

その分 お待ちいただくことに

なってしまうので

申し訳ないのですが…

納得いかないモノは

お納めできません。

スミマセン

そして この度も…

長いことお待たせしてしまう ことを

快くお許しくださいまして

〇〇さま、本当にありがとうございました。

そして 掲載のご快諾も賜り

ありがとうございます。

最近 残念ながら本当に

色々と出てしまうこと があり

一からお誂えする折には

急ぎのお納めが 出来なくなっております。

どうか 皆さま

その辺に関しましては

ご理解を賜りますよう

何卒よろしゅうお願いいたします。

その代わり と云っては何ですが

素敵なモノになるよう

精一杯励まさせていただきます!

小宮 たつみ より

ちなみに、お写真の羽織紐は

この羽織に合わせて

コチラのお客さま用に

ご用意させていただいたモノ

でございます。


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