京都 今小路 あま宮 ブログ

「薄羽織を別誂え」

お客さまより

たつみさんの着ている薄羽織が欲しい…

とのご要望を受けて

別誂えさせて戴きました。

薄羽織 絵羽 染め分け疋田松葉 誂え 今小路 あま宮
お客さまのご依頼を受けて 別誂えした
薄羽織

そう、あの染め分け疋田松葉 です

この色も素敵 でしょ~ ^m^

生地は 私のとも違う

よろけの紋紗

色のイメージで 選びましたよ

薄羽織 絵羽 染め分け疋田松葉 誂え 今小路 あま宮

メインの地色 を

ほんのりベージュ味を帯びた 鼡色にし

裾を 薄ゝ藍鼡

松葉の中を それぞれの濃淡で ♪

薄羽織 絵羽 染め分け疋田松葉 誂え 今小路 あま宮

とっても小柄 で

くるくる動かはる愛らしい方 なので

本来なら こういった色目は勧めない

のですが、、、

ご年齢もお立場も 変わってきて

今後10年着て戴く としたら…

と、あえて 今までにない発想で

それでも、現在お手持ちの

この時期お召になるキモノ達 にも

今の雰囲気にも合う ギリギリの線w

を考え 攻めてみました(笑)

お客さまのご要望は 実は

濃い地が良いか 薄地が良いか

だけしか伺ってないんです ^m^

でもね

染め屋さんと 打合せする中で

上の配色をお召になったお姿 が

脳内に降りてきましてん

笑笑笑

なので、

こんな感じでゆきたいと思いま~す!

と ざっくりとした

下記のイメージ配色写真 でご報告 ↓

薄羽織 絵羽 染め分け疋田松葉 誂え 今小路 あま宮
生地と色イメージ

すると、

お客さま からは

意外!! 素敵そう!!!

着てみたい!!!

でも、着こなせるのか???

っと(笑)

なので、大丈夫!!

着姿が降りてきた配色 ですから♪

それに、

似合うように染めてもらいますので ^m^

っと。(笑)

ざっくりでしょ~(笑)

でもね、染め出す時って

このざっくり感 が大切なんですよ!

あくまでも 色イメージだけを

お客さまと私 と 染屋さんと職人さん

とが共有 する

後は 生地に糊を置いた時の感じ とか

疋田がちゃんと出てくるのか!? とか

職人さんにしかワカラナイ細かい調整

が ありますのでね、

ガチガチに決めてしまわず

常に余白を残す

ですが、

くれぐれも もっさりしないように

とだけは 伝えていますw。

そうすると、

上のお写真のように

職人さんが良い塩梅 で

色見本以上のモノ を染めて下さる ♪

しかも

コチラの羽織は総絵羽

柄が全部つながっている ので

お客さまの寸法を決め

下絵羽をし、

一から図案を調整し直し

お染しています。

薄羽織 絵羽 染め分け疋田松葉 誂え 今小路 あま宮

今回のご依頼主さま はとても小柄

でしたので

松葉の大きさも 全体のバランスも

全くの1から 作り直してもらいました。

写真だけ観てると 小さいの

ワカラナイ でしょ^m^

そして、先日 無事

お客さまのお手元に届き

感激です~♪♪♪

嬉し過ぎて 洋服の上から羽織り

ニマニマしておりますぅ~♪

早速、着ます!!

っと、嬉しいご報告をいだきました

それにしても

悔しいくらいwww

良い色に染まったなぁ~ ♪

いいなぁ~ 私もなんか

作ろっかなぁ~(笑)

皆さまも もし、

漠然と 何かモヤモヤしているモノ

がおありな時 は

来シーズンまでに~とか

いつでも良いんですケドぉ~ とか

遠慮なく 呟いてくださいませね

小宮 たつみ より


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