本日の京都は 晴れ9℃
陽射しがあるぶん 暖かい
袖を通したのは
こちらの帯も すっかり
松の内恒例 となりました(笑)
昨日もそうですが
松の内の間は 比較的
帯締めを白にする傾向
が ございます。
なんとなく なんですケドねw
一番神聖な色「白」を
合わせたくなるんです
清浄の意味を持つ「白」は
最も尊い色 とされ
日本の儀礼事には欠かせない色
でもございますね
↑正式には漂白されてない白
なんですケド…
そのコトと 日本古来の考え方
「左方上位」
※南を背にして立った時に
日の出る東=左側 が最も尊い
と云う考え方
を 頭の片隅に入れておくと
意外となんでも解決するんですよ
例えば お草履
畳表を除くと 白が最も礼装
なので、祝い事や神事ごと
などで 困った時には
真っ白のお草履を履けば
失礼には当たらない
金銀の帯締めや 水引
これも 左方上位と白
と云う考え方に当てはめると
東=左側に「白」
または それに代わる「銀」
を持ってくる
となるわけです。
なのでお雛様の飾りも
日本古来の考え方でみれば
左が「男雛」右に「女雛」
と なるわけw
それに対し 西洋しかり
世界的には逆で「右上位文化」
↑これについては
話すと長くなるので
ご興味のある方は 其々に
お調べくださいませ
ですから、
車の一番偉い席は
後部座席の「右」
エレベーターも 入って
正面に向き直した時の「右奥」
が 一番偉い人の位置
だから 海外からの
要人さん(ゲスト)も
並んだり座ったりする時 には
「右」にいらっしゃるワケw
で、日本は戦後
西洋文化を受け入れ
公式の場において 海外と同じ並び
と されております から
現在、
天皇陛下 皇后さまの並び は
右 に天皇陛下
左 に皇后さま
となっており
お内裏様の並びも
戦後の影響を色濃く残している
関東では 男雛が右
戦前の影響を色濃く残している
関西では 男雛が左
が主流
ってなワケ なのですよ(笑)
って、話がだいぶ逸れましたがw
そう云う訳で
松の内の間はなんとなく
「白」の帯締め
を したくなり
本日のように
白無地と色アリ
ってなっている と
ついつい
白無地を 左
にしたくなるワケです笑
皆さまがもし
あれ?どっちだったけ??
って悩まれた時 には
そんな話を思い出して戴けたら
少しはお役に立てるかも?
と思い ここに記載してみます
そうそう 最後になりましたが
明日 明後日は 私、
祇園ない藤さまの
「花ざらえ」でお手伝い
を しております。
店には和裁士がおります ので
何なりとお申し付けくださいね
小宮 たつみ より