京都 今小路 あま宮 ブログ

「正藍の 結城紬から学ぶこと…」

全国的に明日は 雪の予報…
そんな日 京都は 底冷えで

店のある 北っ側は

いつ降っても
不思議ではございません

そうなりますと やはり
本場結城紬 の出番

でございます

本場結城紬 正藍 格子

佐藤さんの正藍で染めた糸 を使った

変わり小格子 に お馴染みの
宝袋の帯

帯揚げは 薄藤鼡と薄青藤鼡の縦暈し
帯締めは 染め分けの御岳組

コチラの結城紬

前回 洗張りの際に
袖底の穴あきをご紹介した キモノ

でございます

袖口と振りを入れ替えて
綺麗に仕立ててくれはりました~♪

洗張り後の生地感は

こんなカンジです

本場結城紬 正藍 格子

着心地が さらに軽くなった のと
ケバが取れて

裾さばきも良く なりました!

温かさは 変わりませんよ(^-^)

コチラ 佐藤さんの藍を使った
正真正銘の 正藍の格子

お手入れをする際には
十分注意が必要です!

何故なら

「正藍だ!」

と伝えていても 触ったら

「藍が泣いてしまった…申し訳ない!!」

といった出来事が
以前 このキモノで
ございました(;’∀’)

そうなんです

「藍」は泣くんです(;_;

現代では 精一杯の
出来る限り 色止めは
してくれてはりますが

染色しているのですから
100%色落ちしない!

とは 藍に限らず言えないのが事実

その可能性を了承しながら
特に 正藍の場合

藍の枯れていくの(色が落ち着いてゆくさま)を
着ながら 楽しむ ♪

といったところでしょうか。

因みに 正藍の色移りは

ご自身で触らず
直ぐに お持ち込みいただければ

上手な職人さんなら
ほとんどが 落ちますので
ご安心を

ただし 汗や体温で

化学変化を起こし
色が変色 定着してしまうことも
稀に ございます

もし お手元に 正藍の

着物や帯 浴衣を
お持ちの方が

おられましたら

お手入れに出す際には
十分にお気をつけて

ちゃんとしたところに出して
あげてくださいませね

三女こと
小宮 たつみ より


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