京都 今小路 あま宮 ブログ

「毘沙門亀甲の きもの」

本日の 京都は
雨降り予報…ちょうど

夕方からの 外出と雨が
重なりそうでしたので

名古屋帯 夏 藍型 城間栄順

単衣 毘沙門亀甲 飛び絣紬 に

城間さんの 藍型の帯

襦袢を 麻絽 に替えました

さすがに 雨降り予報となると
湿度が高い...

麻の襦袢は

一瞬 汗はかくけれど
風が通ると スーッと乾いて
気持ちが良い ♪ です

あわせたのは
単衣 紬 毘沙門亀甲 名古屋帯 夏 藍型 城間栄順
白地に 水色の道長取り 帯揚げと
淡めのレモンイエロー 冠組帯〆

着物の地色が 紺で
少し重たい印象

柄も 粋 ですので

帯に 可愛らしい柄を
持ってきて

半衿も 本日は
少し控えて

少しの粋 と 涼 をプラス

もちろん 先日ご紹介した
紗の雨コート を着て参りましたよ

実は コチラの着物

柄の天地が 逆

になってしまっているの
わかりますか?

以前 お江戸にいた時に

洗張 して 仕立替え まで

一気に受けてくださる加工場に
出したところ

きっと 「毘沙門亀甲」という
柄を ご存じなかったのでしょう

上前の柄の天地が 逆に
仕上がって参りました (^-^;

「お花」と勘違い

したのでしょうね…とウチの和裁士さん

お花と見なせば
天地があっており
ありえなくは ないですよ…と

なるほどぉ
そういう見解もあったのね~

数年たった今
どうしてこうなったのか 納得

当時 同時に出した
着物幾つかも
間違いがございまして

他は さすがに
そのまま着れる
ミスではなかったので

仕立て直して 頂いたのですが
コチラはもう 力尽き 断念

取りあえず
お客さまのではなくて 良かった

と安堵しつつ

呉服に 携わってるのだから
それくらい わかっているだろう は

危険 ってコト を学び

以後は 嫌がられるくらい
細かく指示を書くと共に
一連では お任せせず
全ての作業を 一度確認することに

京都に きてからは

整理屋さん・補正屋さん・仕立て屋さん

と個別に 信頼できる方々との
ご縁ができましたので

こういった トラブルもなく
むしろ ご相談しながら

コチラのしたい事と
其々のプロの 仕事的な意見とを
すり合わせる事 ができ

安心して お願いしております

まぁ ここまで色々と

ちゃんと知ってて

こだわる呉服屋は
今どき 珍しいよ!

と 各方面の方々には

お褒めの言葉も
頂戴いたしますが

個人的には 私の知識など

呉服に携わる以上 最低限
知って おかなくてはならないコトであって

まだまだ 知らないコトばかり …

クオリティーの高い お仕事を

日々 当たり前に 気づかず
されていらっしゃる方々が
現役の間に

聞いておきたいコトは
山ほど ございます

これで良い などと
知った気になるのが

一番恐ろしいこと

それにしても やっぱり

気になるよねぇ~

次の袷のシーズンに
仕立て替えよっかな …

小宮 たつみ より


次へ 投稿

前へ 投稿

返信する

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

© 2024 京都 今小路 あま宮 ブログ

テーマの著者 Anders Norén