店是
大切にしていること
『古からの
“格調”と“遊び心”を大切に』
いかなる時も場を弁え
さりげなく婉美な印象を残し
仕事の良さが着手の「誉」となる
そんなお品モノを。
と思えることが大切 と考え
製作仕入れをしております。
「色の透明感・奥深さ
に重きをおく」
牡丹色でも 墨色でも
透明感や奥深さが在る色と無い色とでは
着手を綺麗に魅せる力が全く異なり
またその色は
自然界に存在する色を礎とすることで
飽きが来ず いつの時代も世代をも問わず
私たちの心を豊かにしてくれると
信じております。
その色の持つ未知なる力
奥深さを味方につけて
心豊かにお着物をお召し戴けるよう
願いを込めて…
「指先と目の感覚を信じた
モノづくり」
染モノも織物も、
同じ名前の生地や産地 職方であっても
その時々出来は違います。
だからこそ、名前や証紙に捉われず 己の
指と目の感覚を信じ
今、その時のベストとなる
お品モノを 誂え 選び 仕立て
皆さまの元へお届けする
ダメなものはダメ、良いものは良い。
と云える目を
そしていかなる時も
妥協せず、最善を尽くす
それが 私どもの信条でございます。
「纏い 過ごす事で
伝えられることがある」
着物で日常を過ごしてみると
様々なモヤモヤに直面します。
階段の上り下り、椅子に座る時
鍵を掛ける時
食事をする時
腕を上げる時 手を洗う時…
洋装の時と同じようにしていては
大切なお着物が汚れてしまったり
みだれてしまったり…
どう動いたら防げるのか
また、
どのような日にこの素材を纏い 過ごしたら
身体はどう感じ そして生地はどうなるのか
風合いはどのように変化してゆくのか
暑い日には?寒い日には? 雨の日には?
お呼ばれには?お祝いのお席には?
どのような組合せが場に沿い
喜んで戴け 誉となったのか
など、自身が
日常に着物を纏い 過ごし
体得してきたからこそ
品モノを作る(選ぶ)事が出来き
お話しできる事もあると惟うのです。
「和裁士をおく理由」
同じ反物でも
つもり方ひとつで 仕立て上った時に
全く違う表情となります。
着手の雰囲気と反物の柄配置とが
その方の寸法にてお仕立てをした際に
ピタッと一致する箇所はどこなのか
また、
着姿と現在の寸法を見させて戴くコトで
今、何が問題で、
どうしたら着やすくなるのか
それは果たして仕立てる上で可能なのか
仕立て上がってきたモノは指示通りなのか
糸の緩み引き攣れ などはないか
お手入れ上がりのモノは
きちんと綺麗になっているのか
擦切れ ほつれはないか
店出し前、お納め前の大切な作業
それらを滞りなく執り行う為
当たり前のコトを当たり前にするには
和裁士常駐が必須と考えています。