先日 今度と
書いておりました
「着物の中の衣替えのお話」の続き
《絹の裾よけ》の話
何故 絹を選ぶのか?
それは
通気性が良く 肌当たりが良く
裾さばき が良いから
以前は 普通の裾除け
を 身に着けておりました
すると
一日中身に着けて
動いているせいか
静電気と摩擦 で
膝下の外側が 痒くなり
そのうち サメ肌 みたい
になってしまいました。
まぁ 私が
敏感肌過ぎる のですが…
そこで 綿素材に
替えてみた ものの
今度は 裾さばきが悪く
裾がもたついてしまい
何かないかなぁ~と
そんな時、かつて
絹の裾よけを
好んでいた人もいる
と いう話を思い出し
何軒かの 小間物問屋さんに
聞いてみるも
「絹ですか?…」とのお返事
今でこそ ネットでも
色々なタイプの 絹の和装下着
が 手に入るようになりましたが
当時は 需要がなくなって
久しかったみたいで
存在自体を知らない方も
多かったのです
やっと一軒
取り寄せて下さるところ をみつけ
それ以来 絹の裾よけ
を 愛用しております。
お蔭さまで
裾さばきも解消され
静電気もマシになり
痒みもなくなり
肌も 元通りになりました。
通常の裾よけ と同じく
毎日 洗濯機で 洗ってますが
大丈夫です
多少 値段は張りますが
毎日 一番肌に近く身に着けるモノ
ですので
コストパフォーマンス的 には
高くない と私は思っています。
あっ、袷の着物を洗張りした時 は
洗張り後の胴裏 に晒しを付けて
作ったり もしてますよ
敏感肌の方には
「絹」オススメです。
因みに今日の着物 は
四万十川の桜に
椿灰を使用して染めた
「隼人紬 細縞」に
同じく隼人紬の「吉野間道」の帯
ベージュでも ほんのり
ピンクがかった
桜染めらしいお色
自然媒染 ならではの
温かみある色が
気に入っており
春には 桜の帯を締めて
ひとり ニマニマ
しております(^-^)
小宮 たつみ より