京都 今小路 あま宮 ブログ

「9月の単衣は いつから?」

9月= 単衣の時期

って 云うけれど

今年の京都のように

9月に入った途端 真夏日とか

東京のように 9月頭でも

日によって 25℃前後しか いかなかったり…

この時期 ホント悩みますよね。

京都は 特に

九月一日から 単衣にする方も多く

昨日の イベント会場も

ほとんどの方が お単衣でした。

外は 30℃超えてた のですけれどね…

先ほども 染屋さんと

何がどうして そうなった??

みたいなことを お話ししてたのですが

まず 私の知る限り 一般的に…

9月の前半(15日前後)は

夏モノでも OK で

後半(15日過ぎ)は もうさすがに単衣

って 言いますよね。

でもこれ ちょっと、

旧暦と 今のアパレルの流れで

考えてみませんか?

そうするとスッキリする と思うのです。

旧暦(新暦)で行くと 秋は

七月(8月)・八月(9月)・九月(10月)で

中秋の名月が 八月十五日(9月13日)

そこが 秋のド真ん中

↑コレ、ちょっと覚えておいてくださいね。

では、同じ着るモノとして考えると

アパレルでは 一般的に

7月(旧暦で云う六月/夏の終わり)に

夏のセールをして、セール後

最初に店頭に並ぶ AW(秋冬モノ)

8月(旧暦で云う7月/秋の初め)で

そして それは

「秋のトレンド色を取り入れた 夏モノ 」

秋色のサンダル だったり

秋色のノースリーブワンピ だったり

秋色のオーガンジーブラウス だったり

…デスよね?

で、私たちはそれを

8月(旧暦で云う七月)から

9月半ば(旧暦で云う八月十五日前後)頃まで

着たりしながら

9月半ば過ぎる頃には 段々と

そして自然に 本格的な秋服や

冬を感じるモノを 取り入れはじめます。

ねっ、旧暦の「秋」と合ってるでしょ^m^

ってコトは、キモノ に置き換えると

中秋の名月までは

夏の素材で 秋を感じる色柄

を 楽しめば良い♪

ってコトに、なりません??

ただし、 あくまでも

「秋」なので(笑)

夏モノを着ても良い からと云って

あんまりにも 透け感が強かったり

夏色過ぎるコーディネート は

避けるのが無難 ですし

もし

中秋の名月前でも

25℃前後と 涼しければ

迷わず単衣を着られたら 良いのでは?

と 思います。ただ、

京都の花街では お衣裳が

9月朔日から お単衣になりますし

お茶の方々も 流派や先生によって

違うので

やっぱり 行く場所在りき

その時集う メンバー在りき で

手持ちを フル回転させて

その時のBEST を選ぶ

ってコトでは ないでしょうか。

ちなみに 34℃ 晴れ

外出ナシ 特に予約もなく

打合せが 少々 となった

本日 私が選んだキモノは

小千谷縮 矢羽根 に 藤布

グリーン系の帯揚げ と

ミルキーな茶色の 冠組

明日は 18時以降に

メインのお出かけがあり

おそらく場面的に

「単衣」がよいだろうなぁ…と

また、週明けの出張も

単衣だろうなぁ…なんて

明日以降に 着なくては!

なモノを考えつつ 実は

騙し騙ししていた 体調が

イマイチ思わしくなくて

へんな汗も出ていたりして(笑)

今日はとにかく 無理せず

風通しを良く 楽な格好をしよう!

って云う 選択です。

少しは 参考になったかしら…

小宮 たつみ より


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