京都 今小路 あま宮 ブログ

「染紬 菱取垣根」

単衣の時期って 雨が多いので

紬が重宝する のだけれど

最近 真綿以外の紬で

単純な 値ごろな飛び絣 が

無いのよね。。。。

かれこれ数年…

云ってはいる のだけれど

上がってくる気配なし(笑)

そんな時 出会ったのが

コチラの 染紬

染紬 菱取垣根文様 野口謹製
染紬 「菱取垣根」

染紬 「菱取垣根」

昭和の時代

紬で 良くみかけた感じで

良いでしょ~ ^m^

色も 「THE 紺色」デス

デモね、近づくと

染紬 菱取垣根文様 野口謹製
染紬「菱取垣根」柄アップ

片方の垣根は

水色鼡地に白の丸 が染めてあり

コレが 意外と 着て戴くと

利き色 となりますのよ!

そして もう片方には 

シンプルな 白の丸行儀

同じ柄のようでいて

少し変えてある から

柄に奥行き が生まれ

このちょっとの差 が

染めの場合大きな差 となり

美し着姿へと 繋がるんですよね。

一瞬 疋田文様 にも見えますが

疋田の“目” という“目” が無い

ので どちらかと云うと “行儀”かな?

でも、雰囲気としては

“疋田風?” が正解かも

知れませんね。

生地は 小千谷紬の中でも

撚りの入っていない

しっかりとしたモノを使用

木綿 大島以外で

雨の日にも 役立つ染紬

しとゝと 雨降る夜に さりげなく

割烹のカウンターや

お蕎麦屋さんに

こんな方が居たら 素敵♪

デスよね。

そんな方に なっちゃいませんか。

小宮 たつみ より


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