三寒四温ならぬ 六寒一温な
最近の 京都でございます。
先日 私の投稿をご覧いただいてる
お客さまから
「お着物や帯の素晴らしさにも増して着付けの美しさ。
目を引かれます。」
と 嬉しいお言葉を頂戴いたしましたので
着付けで 私が気にしてるコト
の話を少し…
まず
「紐と布と仲良く出来ている!!」が大前提
での お話しとなるのですが…
着付けの最中 常に気にしているのは
前も後ろも
「体の中心(背骨)と上半身の空気 を意識する」
肌着を着る時も 襦袢を着る時も
着物を着る時も 帯を結ぶ時も です。
キモノは全て 左右対称 に
仕立てられております ので
どんな持ち方をしようとも
どんな 手順で着付ようとも
後ろは
背骨 と 背縫い
を意識し
前は
鎖骨の中央のくぼみ と
衿 帯締め 帯揚 の中心
肌着を着る時から
シワは全て 脇へ
胸紐より 上の空気を全て 抜く
を意識
さらに 鏡に頼るのではなく
自分の意識を 常に
床と並行
「何事も 準備 80%」
大事なのは
肌着・裾除けと襦袢の着付け
それさえ うまく着れれば
あとは勝手に 布がついてきます
そして 着崩れもしずらい…
襟元の着崩れてらっしゃる 多くの方は
キモノや帯の着付けに ばかり気を取られ
肌着・裾除け 長襦袢 の着付けを
おろそか にしてらっしゃるコトが多いのです。
上記の事に気をつけながら 着あがった時
最終チェックする箇所は
おはしょり 帯揚げ のシワ
帯締め の緩み
脇に寄せた シワは 取りあえず
帯の中へ 綺麗に隠す!!
です 笑
脇に寄せたシワの処理など 細かいコトは
以上の事が 当たり前に
意識しなくても
出来るようになってから すれば良い! と
個人的には 思っておりますし
体型や その方の手なりによって
シワのでやすい 場所は様々…
ですが
おはしょり と 背中 のシワ
鎖骨の中心と 衿 帯揚 帯締め の中心
そして 帯締めの緩み は
どなた様も共通で
意外と見られてますし 目につきます
だから
ココにさえ 気を遣えていれば
他の難は そこそこ 隠れるモノ
で ございますよ ^m^
シワの 簡単な取り方(= 布と仲良くなる!)
紐と仲良くなる!
につきましては
京都近郊の方は あま宮にて
お稽古でご実感くださいませ。
東京近郊の方は ご自宅など
場所を提供していただければ 東京へ行く際
出張お稽古も させて戴きますので
個別に ご連絡くださいませね ♪
人数集めて グループ稽古でも良いですよ(^-^)
但し 私のお教えする着付は
雑誌のように シワひとつ無い 着姿ではございません。
キチンと感を大切にした 現実的な着姿 です。
そして 何よりも
独りぼっちでも 久しぶりでも
着て戴けるように
手順ではなく ロジック に
重きをおいて 指導させておりまので
受講された方々からは
「結構 スパルタよね~笑」とのお声も
ご覚悟くださいませ (^^)/
最後となりましたが 本日のキモノ
モカ色の 花倉織の名古屋帯
で ございます。
帯揚げ と 襦袢にだけ
桜色を意識して…
コチラの帯も
花倉織としては珍しい
落ち着いた 色合いに惚れて
随分と前に
ご縁させて頂いてたのですが
なかなか しっくりとこず…ここ数年は
目につくところに 出してはあるものの
常に 畳紙の中(笑)
今朝 なんとなく
どんよりしたお空と
春ですが 昨日より
8℃ も 寒くなると聞いて…
明るい色の紬にしよう! って
白のリング大島紬を選び
帯を迷っていたら ふと思い出し
何故か 着てみようかな ♪
っと 着てみると
意外としっくり(^-^)
それだけ 年相応になった ってコトかしら 笑
これからは
活躍してくれそうです♪
小宮 たつみ より