京都 今小路 あま宮 ブログ

「紺地の絣紬」

最近 新しい反物で

紺地の絣紬を あまり
お見かけしない

昭和50年代位までは
紬と云えば 紺地が多かったのに

聞くところによると
紺地は 最近売れないのですって

ホントに そうなのだろうか…

実際に 良く着られる方は
必要だし 探してらっしゃると
思うのですけれどね…

私たち販売する側に
日常 着ない人が増えたから

紺地の良さを ちゃんと
伝えきれてない だけ

な気がするのは 私だけ?

お洋服の延長上 で考えると

黒地が使いやすいように
思えるのですが

キモノになると 全身を覆うぶん
実は 紺地の方が

キツイ印象にも ならず

お顔映りも 年代に関係なく良くて

夏に向かうこの時期は
涼やかに見えますし

こっくりした色の帯とも 相性が良く

そういった帯と合わせると
秋冬は 温かみがあるように見えますし

清潔感 と キリッと感
親しみやすく も 粋にも

如何様にも 演出できるので

本当は 着やすくて
良いのですけれどね

しかも 汚れも
目立ちませんし 笑

まぁ一様に 紺 と云っても
その 紺の色みが 大事には

なってくる のですけれどね

紺 藍好きにとっては
淋しい話です。

というわけで 本日は
単衣紬 毘沙門亀甲 夏帯 やつで
紺地の単衣 毘沙門亀甲の飛び絣紬
ヤツデの名古屋帯

以前 お話しした通り
毘沙門亀甲の柄の天地は逆ですが…

まぁ そこは気にしないとして
単衣 毘沙門亀甲 夏帯 ヤツデ

帯揚げは これまた珍しく
鼡地の鳥獣戯画

帯締めは 色が飛んでますが
薄ピンクと白の細冠組帯締め を

合わせております。

紺地で 大胆な柄の紬

どこかにないかなぁ…

小宮 たつみ より


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