京都 今小路 あま宮 ブログ

「夏帯 金彩光琳蝶」

うっとりとするような 夏帯

が 仕上がってまいりました。

夏帯 流水ぼかし 染分け暈し 光琳蝶 今小路あ宮 別誂え 箔 金彩
夏帯「金彩光琳蝶」 (今小路 あま宮 別誂)

夏帯 「金彩光琳蝶」(今小路 あま宮 別誂)

も~ねぇ~ 美しすぎて

吐息が止まりませんの(笑)

生地は 引き染めをすると

控えめながら美しい艶 を纏う

絽紗紬

夏帯  流水ぼかし 染分け暈し 光琳蝶 今小路あ宮 別誂え 箔 金彩
生地アップ

コチラの生地に

青みの深い 吸い込まれそうな濃い紫

をメインとして

しっかりとした、でも

透明感のある鼡色 で

染分けの流水ぼかし を施し

鈍びの強い金銀箔 にて

儚げに舞う 番(つがい)の光琳蝶

を 表現して戴きました。

ぼかしの鼡色 はお締めになると

上の全体写真ほど濃く は映らず

実際の印象としては

際(キワ)の白 が目に飛び込み

下の色ぐらい ほんのりグレー

な 印象です。

色の深み と云い

発色の良さ と云い

暈しの際(キワ)の白のエッジ と云い

触角の優雅さ と云い

あ~美しい

↑ どんだけ~ !? www

まっ、こんなの作りたい!!っと

お願いしたのは私 だけれど

それを現実にしてくれた のは

染屋さんや 職人さん達 だから

自画自賛でも 手前味噌でもナイ!!

ってコトに しておきましょ(笑)

前柄は

夏帯 流水ぼかし 染分け暈し 光琳蝶 今小路あ宮 別誂え 箔 金彩
前柄

関東腹が「 銀」

関西腹が 「金」

と なってございます。

この生地を使った 暈しと箔の夏帯は

実は昨年、 完全お誂えにて

とあるお方の 夏の訪問着

に合わせる染めの袋帯 として

ピッタリな織帯が 見つからず

着物に合わせた 全く違う色と図案

にて お作りしたのですが

それがあまりにも

美しくて 忘れられなくて…

今年は 店用として

色柄 ぼかしの感じを

1から相談して 作って戴きました。

もちろん 帯裏地を染めれば

染めの袋帯 としてお納めする

コトも可能 でございます。

6月~9月まで

夏帯の間中 使えて

手軽なのに ちょっと特別感

もある ありそうで無い夏帯

お手元にいかがですか。

気になる方は

遠慮なくご連絡くださいませ。

小宮 たつみ より


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