京都 今小路 あま宮 ブログ

「お江戸色の強い帯には…。」

本日の京都は 雨も降る
寒っぶい 寒っぶい中

「出初式」

でございます。

と いうワケで

名古屋帯 出初式

黒地の塩瀬地に 描かれた

出初式の名古屋帯♪

を 締めてみました!

コチラの帯は

クリスマスの帯と一緒で

タレの梯子が お太鼓の中も
続いてるシリーズ

で ございます。

夏には

群衆から打ちあがる

「花火」

の シリーズが

ございましたよね!

ご縁頂いた方も

ご覧いただいた方も
ご記憶があるのでは??

そう あのシリーズです

お太鼓の中は

柄を切ってしまえば

その分お値段も ほんの少し

お安くなるのでは? と
安易な発想をしてしまいがち

ではございますが

これまた不思議なもので

途中を切って 再び描くと
締めた時に なんか

柄に奥行がなくなる んですよ

絵に伸びがなくなる っと云ったら
良いでしょうか…

嫌な言い方をすれば
安っぽくなる
と 申したらよいのでしょうか…

職人さんの心が

途切れるからですかね?

不思議ですよね、

ですので

皆さま もし

お太鼓の中まで

図案が続いている 一見

「モッタイナイ!」と 思ってしまう

一目惚れな染め帯 に出会ったら

良いお値段 がするかとは

存じますが

ぜひ そのままの図案で ご縁し

締めてみて下さいませ♪

帯が 醸し出す
存在感! が

違ってまいりますので

…なんて  実は

そんな偉そうな話ではなく

コチラの帯

危うく 今年
締め忘れるところだったのです 笑

昨日 ブログ用の写真を

撮ってもらっている時 次女に

「今年は 出初式の帯しないんですか~?」

と言われて

「ハッ!!! (;’∀’)」

そういわれれば

新年の帯って 松竹梅だけだったけ??
あれ?? いつも何合わせてたっけ???

と 思っていたところだったのですよ

そこで 慌てて検索してみると
京都の出初式は 本日となっており

ラッキー
ギリギリセーフ (^-^)

となったわけでございます♪

お江戸にいた頃 は
万筋や江戸小紋
寒色系のキモノなど

粋なものと合わせるのを好んで
着ておりましたが 本日は

女性らしい 優しい

柔らかい色目で
合わせたかったのと

久しぶりに 底冷えする寒さ

ですので
結城が着たい!という事で

以前にもご紹介した
灰桜色の本場結城紬
と合わせてみました

本場結城紬 名古屋帯 出初式

帯が「The 江戸」ですので
帯揚げは あえて
見せないように 仕舞い気味

襦袢は ぽっくりみたいな下駄柄

帯の前柄は「纏い」

と なっております。

本日おひとり様で お太鼓がうまく
撮れませんでしたので

お太鼓の綺麗な画像 は
来年 お披露目させていただきますね♪

では、また

皆さま
お風邪など召しませぬよう
どうぞご自愛くださいませ。

三女こと
小宮 たつみ より


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