京都 今小路 あま宮 ブログ

「麻のキモノは いつまで?」

 

「麻や紗のキモノは いつまで?」と

ご質問がございましたので
ココに書き記しておきます

 

私の場合は

朝は 9時ごろ出て
夜は 早くても
19時頃 外を歩きますので

 

 

基本、麻と紗の 長着 は

8月いっぱいまで
小千谷縮 矢羽 夏帯 ヤツデ

理由は

やはり 幾ら暑いとは云え
8月も終わりに近づくと

陽射しの角度も変わり

夕暮れも 早くなりますし
吹く風も 秋めいて

秋の虫たちが 鳴いているから

です。

 

 

ただし
陽射しもあり 35℃前後の
予報が出ている日に

お稽古などで

日中 お出掛けして
陽のあるうちに 帰れる方は

9月上旬くらいまでは
近年においては アリ!

 

だとも 思っております。

 

 

体感は 人其々ですし
着るモノなので

何を着たって 自由

なのですが

 

 

着物は 周りの方に

季節の移ろいを 感じて戴けて

目を楽しませることの出来る

唯一無二の衣裳 でもある とも

思っておりますので

 

 

折角ならば 9月には
暑くても 暑苦しくない程度に
秋を感じていただける装い が

出来たら 素敵ですよね

 

 

 

花街の方々など
厳格なルールの中で
お過ごしの方々は

1日から キッチリ単衣

ですが さすがに厳しい…
ですから 私は

 

 

9月の上旬から
半ばにかけては

絽 や 夏紬 といった少し

透け感の少ない 着物で
暑さをしのいでおります。

 

 

その場合 もちろん

帯も 夏帯ですので
当然半衿も 絽
小物も 夏モノ

になりますし

 

単衣の着物と八寸帯などで
着るようになっても

しばらくは

肌着 や 裾除け
長襦袢は

まだまだ「麻」

で調整しております

 

 

もちろんその時は

半衿は「塩瀬」に
付け替えています。

 

 

皆さまも
無理せず ご自身の
行動目的に合わせて

調節してくださいませね

 

 

本日は 日中の湿度も
高こうございましたので
小千谷縮 矢羽 夏帯 ヤツデ
小千谷縮 矢羽 ヤツデの帯
帯揚げ を高麗納戸色の絞り
帯締めは 昨日と同じ
鶸色と白の 細冠組帯締めでした

 

 

 

 

小宮 たつみ より


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