京都 今小路 あま宮 ブログ

「本日のキモノ と 衣紋の話」

本日の京都は

26℃ 曇り

店に居る間に雨? な予報

着てきたのは

単衣の紬 毘沙門亀甲 縞の帯

そう 結局あれから

仕立て直しも していなくw

なんとなく 仕舞い込んでいたモノ

写真を撮ってみて思い出した

のですが コチラの着物

くりこし 1寸 で

仕立てておりますね

そして 襦袢は 5分

だからなんとなく

襦袢と着物の襟の添い が悪いw

着物の方が 開きたがっているの

お分かりいただけますでしょ(笑)

何故 一寸なのか?と云いますと…

着はじめの頃 私はもっと

衣紋を抜いて着ておりました。

(それがカッコイイ と思ってたw)

そして 着はじめだから

もちろん衣紋も上手く抜けず…(笑)

で、手っ取り早く

くりこしを1寸 に

でもね、

着ていくうちに気づいたのです。

衣紋の抜き加減 1つ で

損もすれば 得もする

ってコト。

相手に与える印象が

お洋服以上に変わってしまう

のですよ

洋服も同じデスけど、

着物はそれ以上

かも 知れません…

もちろん その方の

髪型やお顔のタイプ

首回りのバランス によっても

違うのですけれど

また それと同時に

着付けさえ覚えれば

くりこし5分 でも

自分が抜こうと思えば

いくらでも抜ける

けれど

詰めて着たい時 には

くりこしが深い と

綺麗に詰められない し

肩周りのシルエットも

なんか違う…

ってコトに。

なので それ以降

新しく仕立てるモノは 5分

今までのモノは

仕立てのタイミングで変更

しております。

もちろん 前後で

8分とか7分とかもやりましたよ(笑)

けれど結局 5分 が

着付けの自由も効いて

個人的には好き です。

だから、 時折本日のように

襦袢は直していても

出番の少ない着物は そのまま

だったりして(笑)

襦袢と着物の襟の添いが合わない

ってことが 起こるんですけれどねw

花街の方のお衣装 など

もちろん くりこしを深くする必要

のある方々も いらっしゃいます。

好みは其々ですが 1寸までいくと

浅く仕立て替える際に支障が出る場合

も 出てまいりますので

悩まれている方は 一度

着付けのコトもわかっている

お仕立て屋さん または呉服屋さん

に 相談されてみてくださいませね。

もちろん 弊店でよければ

お話し伺います

何なりと ご連絡くださいませ。

ってことで、やっぱりこのキモノ

仕立て替えなきゃだな(笑)

小宮 たつみ より


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