京都 今小路 あま宮 ブログ

「ご依頼を受けて生まれた帯」

先日

とあるお客さまより

ワイングラスの地紋

が入ったキモノに合う帯

を 誂えたいです!

葡萄かなぁ…

っと ご連絡を戴きました。

さて どうしましょ

元々白がお好きな方 ですので

キモノは白地

だとすると 帯地には

色が入ってた方が…

イメージとしては 織?染め?

と伺うと

「織かな…」

と云うお返事

となると あの方 よね♪

と云うコトで 早速ご相談

普通の葡萄の柄じゃ

ツマラナイ し

ちょっと立体感は欲しい ケド

軽やかで 華やかな方 なので

重たくなるのはイヤ

ワイングラスのキモノだけ

になるのもイヤだし…

お召になられる機会 は

お食事のお席 や

ちょっとした集まりのお席

と推測される為

カジュアルになってもダメ

あくまでもエレガントに…

なんて

あ~でもない こ~でもない…

とお話ししてゆき

出来上がった素案がコチラ

葡萄の丸 ではありますが

房が実っているかのよう に

全て下向き となっており

普通の葡萄の丸 とも違い

豊潤な感じがするw

ワインっぽいw

うん!良い感じ♪

似合いそう ^m^

じゃあ色はどうする??

地色に色を付けて

柄は色なし??

淋しいかなぁ…

白モールと銀糸を使えば

華やかになる??

うーーーーん なんか違う

葡萄だけもこもこ にして

織分けたらどうだろう??

地色どうする?

葡萄の色は???

葉や蔓の色は??

で、色々と

ざっくり色を組んでみて

地色と 葡萄の色 は決めて

あとは、緑を使いたい

ってコトだけ お話しして

最終の出来上がった図案

が コチラ

うんうん!! 素敵♪

ここで お客さまにも

最終イメージを共有

して戴き

OK を頂戴しまして

再度、

織り方の詳細イメージ

を 織手さんと打合せし

出来上がったのが コチラ

素敵でしょ~^m^

地色も

一色に見えますが

実は

複雑に色糸を混ぜてあり

全体で見た時には

透明感のある 一色

に見えるように

色を組んで下さっております

また、

葡萄の実のみ モール糸を使い

葉の部分は 織り分けて

グラデーション と陰影を

葉脈に ほんの少し金糸を混ぜ

光を与えて戴きました

この 葡萄色に染めて戴いた

モール糸のもこもこ感

たまりませんよね~^m^

このように 弊店では

その方のためだけ の

帯やキモノを 一から

製作させて戴いております。

もし 漠然とイメージするモノ

があって、でもなんか見つからない!

って方 がいらっしゃましたら

こんな形でお誂えするコト

も可能 ですよ^m^

お気軽に呟いてみて

くださいませね。

小宮 たつみ より

追伸:

この度のお品モノ は

お客さまへ ご掲載のご承諾

を戴き

掲載させて戴きました。

○○さま ありがとうございました!


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