京都 今小路 あま宮 ブログ

「4・5・10・11月の暑い日はどうする?」

先日の 私からの問いかけ

 

昨今の

早くから暑くなる気候に

対応できるキモノ や

着こなし を発信して欲しい

 

 

とお返事を戴きましたので

私なりに 少し

まとめてみたいと思います。

まず、一番目に

 

余程の儀礼事(叙勲とか)でない限り

体感に素直に着れば良い

 

と考えております。

 

 

特に 最近ですと

 

4月くらいから 暑い日が多く

11月の今日(11/4)でも

京都は26℃ですから

 

単衣でも十分

5月10月は文句なしで単衣w

を着て良いと思っております

 

 

 

 

そこで気にするのは

どの時間帯に出かけて

何がメインなのか?

 

たとえは、

 

日中

10時くらいから出かけて

18時頃には帰ってくる

 

とか、

日中

外を歩いたり

出たり入ったり

動き回ったり

 

のであれば、

11月でも単衣 で良い

でしょうし

 

 

本日の私のように

 

9時前には家を出て

帰りも陽が沈んで20時近く

日中は建物から出ず

 

であれば “袷”

って選択だったり

ただ、その“袷”と云う

選択の中においても

色々な選択肢 がある

ワケでして…

 

今日みたいな暑い日

であれば

 

鬼シボ縮緬や 総絞り

真綿系の紬 など

暖かいモノは避け

 

比較的

軽やかな生地感の小紋 や

 

結城縮や塩沢お召 と云った

シャリ感のある織物を

袷にしたモノがあれば

そのようなモノ だったり

 

を選ぶと比較的

快適に過ごせる

ようにも思います

例えば

このあたりの

一越や 変わり生地は

比較的 着ていて軽めですし

 

私が 単衣から袷に仕立て替えた

結城縮も 軽くて快適です。

そして 

キモノが決まった所で

襦袢

 


ご自身が暑くないのであれば

無双で良いし

 


無双は暑い

って思うようであれば

単衣袖の襦袢

 


それも無理~

って思うようであれば

絽や麻の襦袢に

塩瀬の衿を付けて

着て戴ければ良い

 

と思うのです。

 

 

ただ 夏襦袢を着る際に

「白が気になる」って方は

 

色つきの 絽や麻にすると

袖口から覗く襦袢が

気にならないかと存じます。

 

お襦袢例

そして

肌着裾よけも 然り

 

麻の感覚がこの時期

気になるようであれば

絹や綿へ

 

逆に 絹や綿がまだ暑い

って方は 麻で

そこまで決まったら

いよいよ 上衣…

 

 

何も羽織らないと

汚れが気になったりします

から

 

単衣の羽織や道行 か

薄羽織か薄モノ道行

 

と云った選択

になるかと存じますが

 

ココが問題

 

 

 

3月終わりや 4月の頃なら

初夏に向かうので“薄羽織”

が綺麗に映ります し

 

10月も まだ

昨今の気候だと 薄羽織で

“そうよね”って空気感

 

ですが

11月に入るとさすがに

夜歩くには少し寒々しい?

と人目に映るかも…

 

となると

 

朝晩に行動する人でも

暑がりなのであれば

 

着物も上衣も“単衣”

 

って選択が

もしかしたら心地よい

のかも知れません。

 

 

では、そのような場合には

何を気にするのか?

 

小物の色 です。

 

 

冬に向かう11月の

この時期に

単衣を着る場合 は

 

 

小物を少し 

濃いめでこっくりと

させてあげると

 

 

意外と人は

単衣を着ているコトが

目につかなくなり

周りの袷の人とも馴染みます 

上衣例

着物でご紹介したような

小紋で誂えても素敵です。

また、帯については

 

基本的には

4月5月10月11月は

袷の帯か八寸

 

 

着物と気候 とのバランス

を見て戴いて

 

あまりにも暑い日

であれば

ビロードやモールと云った

もこもこ感満載の生地

よりは

普通の塩瀬や錦と云った帯達が

似合うかと存じます

 

但し

 

季節柄の帯で そのような

もこもこ素材だった場合 は

帯を中心に

着物をあっさり

白っぽい色でまとめてあげると

帯のもこもこが気にならない

かと存じます

いかがでしょうか。

 

皆さんが知りたかったコト

漏れていませんか?

 

↑ココが書いてないじゃん!!

みたいな(笑)

 

もし、

漏れている場合は

遠慮なく呟いてください。

 

コチラの記事 に

足してゆきますので。

そして

6月9月の暑い日の単衣

については また改めて

別記事にて 綴らせて戴きます

小宮 たつみ より


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